スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お脳の緊急回避譚-法事にて

日付変わって昨日は義父の3回忌の法要。
久々に嫁家業としての大きなミッションである。

だがしかし、いつもの生活習慣が祟って前日は相変わらずの夜行性動物と化していた。
毎日明け方就寝の身としては
「明日は大切な用事があるから早く寝ろ」
と心が命令しても習性が言うことを聞かない。
フクロウに「早く寝て昼起きていろ」と命令するのと同じである。
「出来るかそんな事」と、焦る心とは裏腹に開き直る生活リズム。
かくしてランランと輝く瞳に任せ、仕事を終えてダイエットのラテンのダンスをし
いつものように読書しながら入浴し就寝したのが明け方4時半。
翌日は7時半に起床の予定。

さて、朝、予定より30分遅れ、支度の間に合うギリギリ30分前、8時に家族に起こされた。
この「朝寝の執行猶予」、家族も慣れたもので心得て絶妙の時間に起こしてくれた訳で。
だがしかし30分余分に寝たとしてもトータル睡眠は3時間半。
お経の時間が拷問コース確定である。
「こやつは毎度復習しない馬鹿か?」の声も聞こえてきそうだが
致し方なし、だってフクロウなんですもの。

爆弾を抱えた状態でお寺入り。
(ああ、お経の時間は辛いだろうなぁ)
寺の控え室に続々と集まる親族に嫁として応対しながらそんな風に思うが
大した緊迫感が湧いてこない。
寝不足で「寝てはいけない場面に挑む」に関しては毎度同じ過ちを繰り返す馬鹿ゆえに場数を踏んでいるのだ。
つまり「ああまたやってもうた」の程度である。
んで「本性を隠して乗り切りましょう!嫁家業」のミッションもそれなりにこなしてきている。
(時々「変な人臭」が漏れるようだけれども)。
嫁も齢(よわい)25年を過ぎるとふてぶてしく変化する。
ついでに言うと妖怪化もする。ある意味、猫又みたいになる。
・・・・・・私だけかも知れないが。
とまれ、ふてぶてしさと毎度の危機管理能力の欠落と寝不足の落ちた判断力により心はヌルく構えていた。
我ながら余裕ヌッこいているものだと妙な関心を覚えたくらい。
「馬鹿まっしぐら」のままに本堂に移動して法事へ突入。

由緒ある寺の立派な本堂で荘厳な読経の始まり。
跡取りの若いお坊さんと住職さんとのコラボレーション。
真言宗なので密教。
密教って読経の中で手を衣に隠して印を結ぶが、毎回袖をめくって見たい衝動に駆られる。
手を合わせつつつい不埒なことを考えるのは毎度のことだ(罰あたりだがとても気になる)。
さてここから先が毎回眠気との戦いである。
いつもは。

ところが、暫くたっても眠くならない。
こりゃありがたい。と思いつつ、暫く経つとちょっとした危機に見舞われた。
(オナラがしたい・・・・・・)
大切な読経の時間にふざけているようだが、これは自律神経のなせる業だから仕方がない。
そうは言ってもありがたいお経に乗せて「ぷぅ」はいけない。
よろしくない。宜しくないどころか駄目である。
本人いたって真面目に困惑と辛抱の時間である。
で、何とかうぬが腸を宥めすかしつして粗相をせずにすんだ。
爆弾不発弾に終わる。

ところがこれがいけなかった。
突如「おなら」に関しての笑える思い出がおならの代わりにあふれ出たのである。
昔、極太の恵方巻きを無言で食べる儀式の時にむぅむぅちゃん(長女)が最前列でおならをした事がある。
無言が大切なミッションであったので絶妙なタイミングのそれを笑うに笑えず
極太の恵方巻きを咥えたまま悶絶し、米を詰まらせて死ぬ所であった。
-そんな思い出が-今回の不発の安堵が誘発となり-大切なお経の時間に-怒涛となって押し寄せてきた。
それは私の心の「笑いの思い出箱」の鍵をこじ開け、更なる極めて下らない爆笑の思い出を次から次へと手品でシルクハットから湧き出る旗の如し、鳩の如しで溢れ出させた。

-開けてはいけないパンドラの箱を、開けてしまった-
笑ってはいけない
笑ってはいけない
笑っては……ぐぐぐっ!
「大切な法事の読経の時間に爆笑-嫁様ご乱心」
こりゃ流石に「嫁家業改易」ものだ。爆睡より重罪である。
歯を食いしばって耐えぬかねば「とやま家」の嫁としての明日はない。
それにしても、
笑ってはいけない時間に笑いの神が降りてくる-時々こんな事態に陥るが
そう言う時に限ってどうしてこうも脳内は爆笑劇場に徹しようとするのか。
人は時々悲しい生き物だと思う。

かくして歪んだ顔をそ知らぬ顔に戻し息を詰めるを繰り返すこと数分。
悪笑退散を何とか果たして事なきを得た。
余談だが後で横に座っていたむぅむぅちゃんに
「お経の途中で可笑しい事を考えて笑いをこらえていたでしょ」
と言われた。
「げ!耐え抜いた積もりだったが顔が笑っていた?」
と聞いたら
「そうではなくて、お経の途中でいきなりママから笑いの周波が押し寄せてきて
(このヒト、今爆笑を耐えている)と思ったが、その周波に飲まれてこちらも
爆笑スイッチが入りかかったので跳ね返しておいた」
とな。
この人(むぅむぅちゃん)は不思議ちゃんなので時々こんな事を言う。
兎も角、親子でご乱心にならずに済んでよかった。

さて、眠気であるが
笑いの発作を耐える中で(ああ、そういう事か!)と得心していた事がある。
今回、私の中に僅かに生息する「真っ当な嫁」の本能の
大切なミッションは「兎も角お経の時間に気絶しないこと(別名・爆睡)」で
体の習性をフクロウに売り渡したとしても
魂の一部はまだ社会的人間であることを遂行しようとする。
同じ過ちを繰り返す事により経験値は上がっているので
またしても、の事態に脳も必死に対策を考たようである。
寝不足により判断力の鈍った脳がはじき出した「最重要ミッション」は兎も角眠気を回避で


眠らないようにするには~……面白いことを考えて笑えばいいんだよ!

で、あったようだ。
・・・・・・なるほど、この切り替えは有効である。
思いっきり笑って良い状況下においては。
だが今回の状況下においては
「心底、やめていただきたい」コースだ。
ふてぶてしくてヌルい古嫁の表皮の下で、「非常電源」のスイッチが入り
只ひたすらに「最悪の事態」を想定し、その事のみに囚われて
「多少の犠牲はやむをえまい」の信念の下にはじき出された直球の「回避」は
笑いの神の召喚-であった。
それもこれも寝不足による判断能力がもたらしたものである。

恐るべし寝不足。
信用ならない自己危機回避能力。

次の嫁家業では前夜はきちんと寝ておこうと思う。
(今回も同じ事を思ってはいたけど)
フクロウと人間(嫁家業)の狭間で真夜中に真剣に日記をしたためるアホな私である。

最後に、取ってつけたようであるが、
お義父様のますますのご冥福を嫁は心から願うのである(これが一番大事だね)。
スポンサーサイト
プロフィール

みーや

Author:みーや
主に時代物、時代官能系を描くイラストレーター。
ペンネームは「とやまみーや」

仕事の様子など、普通に日常の日記や漫画。
A型なんだけれど生き様はほぼアバウトなのだ。
なので日記の更新も、アバウト……。

三浦誠衛流居合道3段
江戸検定2級

日本文芸家クラブ理事
日本出版美術家連盟会員
日本漫画家協会会員
歴史時代作家クラブ会友

とやまみーやのホームページはコチラ
(リンクからもどうぞ!最近更新してないですけど・汗)
http://omiyaepiqri.web.fc2.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。